英単語の覚え方、時期によって変えるべきでは?

 わたしもそうだが、英単語を覚えるのはかなりの苦行である。
 定評のある単語帳を買ってきて、赤いシートで隠して、とかやるのが主流だが、ふと思った。
「いつでもこのやり方でいいのだろうか。」

 志望大学が確定していない時期、また試験に比較的クセのない中学入試はともかく、高三となれば、ある程度絞った、あるいは別のやり方を試みたほうが良いのではないか。
 少なくとも志望校に合わせた、あるいは秋以降は「追い込み」の覚え方するべきではなかろうか。

 志望校に合わせた英単語帳を作るソフトは書きました。ならば秋以降のやり方を考えれば良い。建前としては「追い込みの時期にわからない単語があるなんて論外」かもしれませんが、ギリギリの高みを志望している皆さんにとってはそうではない。

 暗記とは、特に英単語は「条件反射」。ということは、できるだけ速く、小さなアクションでわからない単語の意味がわかった方がいい。文中の未知語を選択して右クリックすると訳語がポップアップしてくるソフトは二十年以上前からあるけども、それでも遅い。
 Mouse Dictionaryが理想に近いが視点の移動が煩わしい、また、どの訳語が適当か、見つけ出すのに注意を取られる。
 というわけで、CSSをつかって「マウスオーバーすると訳語がでてくる」ということを考えました。欠点は「準備がいる」こと。
 英文にCSSで訳語を埋め込まないといけない。

 というわけで、自動化しました。紹介動画はこちら

 確かに効果はありそうですが、準備が大変。でも「この単語すぐに出てこないから」と受験生がMicrosoft Word上で印をつけておけば、自動化したことによってあとは本人じゃなくてもできるようになった。そういう面から見ればかなり画期的なことではないかしらん。
 勉強の何割かは事前作業、だろう。むろんその事前作業に意味があるのは否定しない。しかしながら受験生はその作業に時間を取られたり、時間を節約しようとしてそれを怠ったりしがちなんじゃないかと思っている。

 このへんのことはそのうち「効率的な勉強」というテーマでまとめたいと思っている。

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